団紹介-トヨコンとは?
こんにちは。豊中混声合唱団です。1941年(昭和16年)大阪近郊の豊中市で 産声を上げて以来80年、「心からのうた」を歌い継いできました。 団員の職業や年齢構成は様々ですが、日本語による精神的・音楽的表現の豊かさをたゆまず追求し、高田三郎先生から学んだ精神を礎に、新しい時代に向かって現代の第一級の作品のにも積極的に取り組んでいます。
夏の定期演奏会と秋のコンクールをはじめ大阪府や豊中市の合唱祭等、様々な場所で演奏活動を行うほか、姉妹合唱団「豊中少年少女合唱団」とのコラボレーションなど児童・青少年の合唱とも垣根を越えた交流を行っています。2003年からは西岡茂樹音楽監督兼常任指揮者のもと、さらに「良き伝統」と「新しい世代の活力」との融合を進め、日本の合唱界や文化に少しでも貢献できる活動を目指します。
音楽監督・常任指揮者
西岡 茂樹(にしおか しげき)
1955年兵庫県生まれ。合唱指揮を田中信昭、須賀敬一の両氏に師事。
篠山鳳鳴高校合唱部、大阪大学混声合唱団に在籍中、学生指揮者を務める。
大阪大学混声合唱団時代には、三善晃先生との運命的な出会いを果たし、以降、ライフワークとして三善作品に取り組み続けている。
1979年には豊中混声合唱団に入団、副指揮者を経て1989年より常任指揮者、2002年より音楽監督・常任指揮者となる。
豊混では、須賀敬一氏から合唱指揮について学ぶと共に、16年間に亘り、高田三郎先生の指導を受け、大きな影響を受ける。作曲家ご自身の指導により、高田作品の演奏のあり方の真髄を学び、それを基盤にしながら、独自の演奏スタイルを探求し続けている。
2001年には豊混の姉妹団体として豊中少年少女合唱団(豊少)を設立、両団のコラボレーションによる「芸術作品としての“大人と子どもが共に歌う合唱”」は、新しい潮流として大きな注目を集めている。
また、田中信昭氏の指導による「創る会」「新しいうたを創る会」「新しい合唱音楽研究会・関西」などの活動を通じて、現代日本の優れた作曲家との協働のあり方について学び、自分の指揮活動の方針を『世界に誇ることができる日本固有の合唱芸術の創造』におく。
これまでに、池辺晋一郎、一柳慧、伊藤康英、魚路恭子、鈴木英明、髙田三郎、千原英喜[3曲]、寺嶋陸也[5曲]、徳山美奈子[2曲]、新実徳英、信長貴富、萩京子[6曲]、松下耕、三善晃[4曲]、矢田部宏、山中千佳子[2曲]、山岸徹(五十音順)の諸氏等への委嘱・初演を成功させている。
現在、豊中混声合唱団、豊中少年少女合唱団、豊中ユース合唱団からなる豊中ファミリーでの活動を核としながら、女声合唱団あい(山口県周南市)、女声合唱団Stella(兵庫県三田市)等、特性の異なる各団体で指揮者を務めており、一般団体や大学合唱団への客演も多い。
また、「三善晃を唄う会in淡路島」の講師、柴田南雄氏や高橋悠治氏等の「シアターピース」の上演、「八月の祈り」(原爆の犠牲者への鎮魂と平和を祈る演奏会)への参画、震災復興支援のための様々なコンサートへの参画、邦楽とのコラボレーションなど、活動は多岐に渡る。
関西合唱連盟理事、大阪府合唱連盟副理事長、宝塚国際室内合唱コンクール委員会理事、21世紀の合唱を考える会「音楽樹」会員・監査役、日本合唱指揮者協会会員
ホームページ https://www.shigekinishioka.com/
E-mail shigeki.nishioka@nifty.ne.jp
名誉指揮者
須賀 敬一(すか けいいち)
早稲田大学理工学部卒。在学中、早大グリークラブ学生指揮者。磯部俶、高田三郎の両氏に師事。1962年代より1998年まで豊中混声合唱団の常任指揮者・音楽監督をつとめた。
この間大阪府合唱連盟理事長、関西合唱連盟理事長、全日本合唱連盟常務理事・監事、日本合唱指揮者協会監事などを歴任。
現在も女声アンサンブル・アトリエ常任指揮者、大阪メールクワィアー主席指揮者、新居浜混声合唱団(愛媛)いそべとし記念男声合唱団(東京)等々、関西圏を越えて多くの合唱団の指導をつづけている。
全日本合唱連盟名誉会員、関西合唱連盟最高顧問、豊中混声合唱団名誉指揮者、など。
ヴォイストレーナー
中嶋 康子(なかじま やすこ)
大阪音楽大学大学院修了。在学中は歌曲や宗教音楽を中心に学んだ。
2008年より6年間びわ湖ホール声楽アンサンブルに所属し、数々のオペラやコンサートに主要キャストとして出演し各紙で好評を得た。また、宗教曲のソロもレパートリーに多く持ち、バッハの作品にも意欲的に取り組んでいる。
近年はびわ湖ホール、兵庫県立芸術文化センター等の公演に参加し、自身のリサイタルを開催するなど、積極的な演奏活動を続けている。
声楽、合唱団の指導にも携わっている。
びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。宝塚音楽学校声楽講師。